自然の遊び道具

いつもの小公園に、幼児の残した夢の世界を見つけた。砂利、砂、イチョウの葉、小枝、土でできた小さな飾りである。砂利は正確にはリサイクルの発泡骨材のあいだに、小さな栗石が混じっているが、子供にとっては、公園に見られる自然の素材とみていいだろう。砂利が二十センチくらいの円形に配置され、その中にイチョウの葉が、まだ青いものと茶色く枯れたものをきれいに分けて入れられ、砂と土が小さく盛られている。円形のそばには小枝が数本置かれていた。一瞬見た時にイギリスの世界遺産ストーン・ヘンジを頭に描いた。自分もまだ映像でしか見たことがないのだが、まさかそのミニチュアではないだろう。柔らかな日差しの下で遊んでいる子供の情景が目の前に浮かぶ。今の自分が目の前に見る小公園よりも、よりずっと大きな視界の公園の中で、近くに転がっていた(落ちていた)自然の材料で、子供の心にひらめいた形を作ったのであろう。維持しすぎず、目を届かせすぎず、放置しておく公園や親の姿も重要なのか。

マダガスカルで見た少し傾いた赤い土の家々や、ブータンで経験した木と石の屋根を乗せた褐色の土づくりの家など、そこに住む彼らが必要に迫られて作る住み家も、自然の遊び道具からの発想ではなかったのではと思う。そういえば、ハルにも以前は遊び道具をドッグストアーで買い与えていたが、今やほとんどそういうものに興味を示さず、毎日の散歩コースで種々の自然の変化を楽しんでいるようにも見える。

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