折角の散歩道がダメになってしまった。開放一、二か月余りで、Sマンション群の間を抜ける歩道の入り口に看板が立ったのだ。「ここは私有地です。以下ご遠慮ください。と、犬の散歩、ポイ捨てタバコ、スケートボードの禁止のマーク」。開通後も、通りにくそうなので余り利用はしていなかったが、くねくね曲がり、ステップもある歩道橋を人の通り抜けだけならば意味がなかろう。Sマンション計画の一棟目以外の近隣工事説明会は、我が家は直接の隣地ではないので案内が来なかった。したがい、住区の住民の通り抜け利用など、どういう打ち合わせがあったかは定かではない。ただマンションの住人から人づてに散歩道が出来るということを聞いていたのだ。マンションの住人からの要望なのか、通行人のマナーなのか、変更の理由はわからないが、当市でも指折りの住宅地域といわれるこのH地区でもこれぐらいの行動方法しかないのであろうか。ハルを初め愛犬家のためにも、もっといろいろな解決策があるだろう。
いずれにせよ、看板を立てて拒絶するだけでは、余りにも安易な解決方法とは言えないだろうか。コミュニティ・アーキテクトとしては、何らかの方法を探らねばと思い、当時の工事説明会担当者に連絡を試みたが、つながらなかった。このままでは、歩道沿いの道端の春の花は見られないかも。
